鍼灸の歴史
みなさんのイメージは「鍼って痛そう」とか「怖い」と思っている人も沢山いらっしゃると思いますが、痛くない鍼もあります。
もっともっと鍼灸について広く皆さんに理解して頂けるといいなと思っています。
鍼灸は、一般に 「 はり・きゅう 」 または 「 しんきゅう 」 と呼ばれています。
東洋医学或いは漢方医学の一分野として中国に起源をもつ我が国の伝統的医療です。
鍼灸は金属の細い針を経穴(ツボ)に刺入し、或いは艾(もぐさ)を燃焼させて経穴(ツボ)に刺激を加え
病気を治そうとする施術です。
鍼灸医学は、日本には6世紀の初め飛鳥時代に仏教の伝来より11年遅く、
また漢方薬より先に渡来したと云われています。
鍼灸医学は、我が国に渡来して以来明治時代の初期までの長い間、
漢方薬と共に医学の主流として広く人々に活用されてまいりました。
しかし、幕末の西洋医学の伝来によって次第に衰退を余儀なくされてきました。
最近では、公的な医学研究所・医科大学・鍼灸大学や鍼灸短期大学・医療機関等で科学的な各種の実験、研究がされて少しづつ鍼灸医学の効果が証明されてきました。
今では、日本をはじめとして米国やヨーロッパ各国でも鍼灸が盛んになってきました。
鍼灸のQ&A
よく皆さんからご質問される鍼灸についてをまとめてみました。
少しでも鍼灸について知っていただければと思います。
- Q1鍼治療って痛くないですか?
- A1ハリって聞くと注射針や縫い針を想像される方が多いようですが鍼灸治療で用いる針は、髪の毛のような細いものですので、痛みはありません。
最初は恐怖心いっぱいで来られる患者さんも、終わる頃にはキツネにでもつままれたような顔をされて、楽になったとおっしゃって帰られます。 - Q2鍼ってどのくらい刺すのですか?
- A2患者さんの症状や体質、体格によって様々ですが、2㎜~4cm程度です。
出血もほとんどありません。 - Q3治療時間ってどのくらいかかるの?
- A3鍼灸治療、電気治療を含めて45分ほどかかります。
初診の方は問診をいたしますので、1時間くらいかかります。 - Q4どんな症状に効くの?
- A4肩こりや腰痛はもちろんのこと、様々な症状に効果があります。
こちらをご覧下さい。 - Q5鍼の消毒は大丈夫?
- A5清水鍼灸院では清潔な環境で治療を受けていただくために、高圧蒸気滅菌を行っています。
また、ディスポーザブル(使い捨て)の鍼を併用いたします。 - Q6お灸の痕は残らないの?
- A6鍼治療と共に、灸治療は体のバランスを整えるのに大切な治療です。
清水鍼灸院では、効果の高い糸状灸(糸のような小さな灸)をおこないますが、痕はほとんど残りません。
どうしても気になる方は、痕の残らないお灸をお勧め致します。 - Q7どんな服装で行けばいいの?
- A7服の上から治療はできませんので、タンクトップや短パンのような肌のでやすいものがいいでしょう。
- Q8他の治療と一緒にしてもいいの?
- A8鍼灸治療をおこなった日は、極力他の治療は避けてください。
刺激過剰になり、かえって具合が悪くなることがあります。 - Q9妊娠しているけど治療は受けられるの?
- A9妊娠中は薬の服用はなるべく避けたほうが良いので、副作用のない鍼灸治療はとってもお勧めです。
- Q10鍼灸治療は健康保険は使えないの?
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A10次の6つの疾患にかぎり認められています。
(1) 神経痛 (2) リュウマチ (3) 五十肩 (4) 腰痛 (5) 頚椎捻挫後遺症 (6) 頚腕症候群保険治療には医師の同意書が必要です。
病院などで医師の治療を受けてもその効果が現れない場合などに、
鍼灸を行うことが適当との医師の同意があれば、取り扱い対象となります。同じ病名で、医師の治療(投薬含む)と鍼灸の保険治療を併行して行うことはできません。
(同様に、他の鍼灸院・接骨院でも同じ病名の保険治療は出来ません)
同意書は当院にございますのでご相談ください。